開発者インタビュー

カギメーカーが開発した
スマートロック

私たちには、
カギメーカーとしての
強みがあります

カギメーカーとして、ミネベアショウワは約100年間ずっとカギをつくり続けてきました。知識、経験、技術、情報において、私たちはカギのスペシャリストです。ミネベアショウワの、この約100年にわたって蓄積したカギに関する知見と、常に新しいニーズに合わせた製品づくりに挑戦してきた技術力で誕生したのが、今回の「SADIOT LOCK(サディオ ロック)」です。

目指したのは、
カギメーカーならではの
スマートロック

カギメーカーである私たちがスマートロックをつくるとなれば、クラウドにもセキュリティの観点から配慮することが求められます。そこで、まず自社開発のクラウドシステムを構築することにしました。クラウドの開発には相当な技術が必要なため正直とても苦労しましたが、より正確に、より早くカギを開けられるよう磨き上げました。クラウドは、ユーザーのデータ管理に加え、なりすまし防止やその制御、セキュリティ強化のために日々更新し続けます。また、SADIOT LOCK本体だけでなく、HubやKeyすべてにセキュリティチップを搭載してハッキング対策を強化した製品に仕上げました。

より多くの方に、
安全・安心の
新しいカタチを
手にしていただきたい

カギのベーシックな機能であるドアの施錠機能を備えていること、またスマートロックならではの機能である外出先からでもカギの状態を確認したり、操作できる機能があること、そしてしめ忘れ防止機能があること。このSADIOT LOCKがもたらす安全・安心を多くの方にご利用いただきたいと強く思っています。
より多くの方にご利用していただくために、様々なタイプのドアに取付けられること、そして取付けやすい設計であることを目指しました。カギメーカーとして、カギの内部構造はもちろん、数多くの錠前やサムターンをつくり、見て、集積した知識、情報、技術、経験など、これまで培ってきた私たちの実績のすべてを出し尽くし、完成したのが今回のSADIOT LOCKです。プロジェクトメンバー全員で何案も出し合い、みんなで話し合って最終決定したこのデザインと構造は、世に出回っている多くのドアへの取付けが可能です。 ※製品の取付け可否はこちらをご確認ください

もう、カギの閉め忘れを
心配する必要はありません

SADIOT LOCKの良いところの一つに、遠隔のモニター機能があることです。カギの閉め忘れが不安なとき、その開閉を確認できるのは当然ですが、閉め忘れていてもスマートフォンから施錠できます。さらにオートロック機能を設定すれば、GPSで位置情報を感知して、自宅から150m離れた時点でカギの閉め忘れを知らせる通知が表示され、この通知とともに施錠操作もできるため、自宅に戻らずともその場で施錠することが可能です。

SADIOT LOCKが、
家族みんなの
IOTの入口になれば

これまでこの手の最新機器をあまり使ったことがないという方にも、ぜひIOT製品の入り口としてSADIOT LOCKを使っていただきたいと思っています。スマートフォンなどの情報端末を利用して施錠・解錠を行うことができる利便性と、外出時にカギの閉め忘れが不安になった際など、すぐに出先からスマートフォンで施錠状態の確認が可能なほか、解施錠の履歴確認、カギのシェアなどをスマートフォンで一括管理ができるため、スマートロックの普及率は欧米を中心に増加傾向にあります。この利便性を多くの方に知ってほしくて、SADIOT LOCKは誰でも手が届きやすい販売価格をめざしました。低価格で高品質な商品開発は、これまで多くのご家庭のセキュリティを支えてきたドアロック・セキュリティシステム総合メーカーだからこそ可能でした。
今後、IOTはどんどん広がり、多くの「モノ」がインターネットに繋がり、「モノ」と「モノ」も繋がっていきます。家の入口であるドアに取付けるSADIOT LOCKが、みなさんのIOTの入口になれたら嬉しいですね。